しばらくずっとこれでも数年にわたる
それなりの長い間わたしは

　

場所を変えても自分なりに思い描いてきた　　

目に見えない椅子のイメージがついに
失われつつある

　

このブログの画面のように
文字が無ければ何も存在しなくなるように

　
　

　　　　
目に見えない椅子を求めるのをやめたから
わたしの椅子も消えるみたいで

　

現実の世界に目に見える椅子を置く
ということに
自分のエネルギーを最近使ったからか
　

現実のわたしの世界で椅子を手に入れようと
動いたからなのか

　

そのせいで
わたしは目に見えない椅子を完全に無くしたみたい

　

それで、わたしの時間が戻ることもない

　

だから、現実に引き寄せた椅子が
わたしの探していたものでなくても
　　　　
　　　

わたしはいまの目に見える世界の　
わたしの椅子に座ろうと思うの

　

様々な見えないわたしの椅子を
今まで散々思い描いてきたけれど

そのどれもが
この世界にあらずということで

ならば人生の中で
わたしの費やした時間やすべては

わたしの人生の中の、一瞬のあがき
のようなものだったのかもしれない

それは、瞬きのようなもので
だからわたしももう終わらせたい

まぶたが閉じるように終わらせるの

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